補習塾ぬまーの寺小屋

脱カンペキ主義!必要なところを抑えた7割勉強でOK

現代文が伸びない人必見の勉強法(評論) カタマリごとに分類する読解をしよう

現代文の勉強って何をしていますか?

 

「漢字だけ勉強しとけば良いか」「傍線部の近く読めば解けるんじゃね?」

そう考えている君。

甘い!!!甘すぎるわ!!!

 

軽視されがちですが、現代文はコスパの良い科目です。

評論・小説・随筆などなど、カテゴリーごとにある程度読み方が決まっているからです。読み方に慣れてしまえば、大して時間を注がずとも安定して好成績を狙えます。

 

逆に言えば、読み方を知らずに何となくで演習を重ねても、運ゲー(問題文との相性)で点数が上下するでしょう。それを防ぐには、早い段階で上手い読み方を知ることです。

 

今回は評論(説明的文章)の読み方について、簡単にご紹介します。

 

目次

 

大きなカタマリごとに要約する

もうこれで決まると言っても良いくらい重要です。

評論は、長い文章の一部を切り抜いて出題されるのが一般的です。適当に切り抜かれているのではなく、きっちり分類できるような部分が出題されます。

 

例えば、「デジタル化が進む現代」の評論が出題されたとします。

・デジタル化が進み、世の中は便利になった。

こんな話だけで終わるはずないですよね!?

必ずこのあとが起きます。というのは、別の視点からの意見などです。筆者の主張も出てくるはずです。

 

・デジタル化が進み、世の中は便利になった。

・アナログの頃はあらゆる情報伝達に時間がかかり、不便であった。

・しかし、その不便さゆえに、我々はあらゆる物事の伝え方や使い方を工夫してきた。

・今はどうだろうか。

・デジタル化は我々に工夫する余地も与えず、ただ受け身になって利用することを強いている。

・便利である一方で、我々があの頃持ち得た、「かけがえのない大切な能力」が損なわれているのだ。

 

どうでしょうか?

大きく6点でまとめてみましたが、実際の文章はもっと長い文章によってカタマリ(段落)を作り上げると思います。これらのカタマリを分類しながら読み進めてほしいのです。

 

【A】デジタル化が進み、世の中は便利になった。

【B(↔︎A)】アナログの頃はあらゆる情報伝達に時間がかかり、不便であった。

【Bのプラス面】しかし、その不便さゆえに、我々はあらゆる物事の伝え方や使い方を工夫してきた。

【問題提起】今はどうだろうか。

【Aのマイナス面】デジタル化は我々に工夫する余地も与えず、ただ受け身になって利用することを強いている。

【Aマイナス↔︎Bプラス】便利である一方で、我々があの頃持ち得た、「かけがえのない大切な能力」が損なわれているのだ。

 

 【】のような一言メモを、文章の上の方に書き残しながら読んでいきましょう。この一連の流れを掴めたら、筆者の主張が簡単に見えてきます。上記はどんな話でしょうか?

 

そうです!筆者はアナログの良い面を語っていますね!

 

カタマリの分類メモを元に傍線部を解く

先のように整理ができたら、傍線部を解くことも簡単になります。例えば以下のような問題。

 

【A】デジタル化が進み、世の中は便利になった。

【B(↔︎A)】アナログの頃はあらゆる情報伝達に時間がかかり、不便であった。

【Bのプラス面】しかし、その不便さゆえに、我々はあらゆる物事の伝え方や使い方を工夫してきた。

【問題提起】今はどうだろうか。

【Aのマイナス面】デジタル化は我々に工夫する余地も与えず、ただ受け身になって利用することを強いている。

【Aマイナス↔︎Bプラス】便利である一方で、我々があの頃持ち得た、「かけがえのない大切な能力」が損なわれているのだ。

 

問:傍線部「かけがえのない大切な能力」とは何をさすか。文章中の言葉を用いて答えなさい。

 

 

探すにあたって、傍線部が含まれるカタマリはどんな話だったか。

そう、【Aマイナス↔︎Bプラス】ですね!とくにBのプラス面の話が「かけがえのない大切な能力」です。とすると、Bについて褒めているカタマリを探せばOKとなります。

 

そして見つけるのが3つ目のカタマリ。

【Bのプラス面】しかし、その不便さゆえに、我々はあらゆる物事の伝え方や使い方を工夫してきた。

 まさにBを褒めているカタマリですね。そこから言葉を引用して書けば正解です!

 

解答例:あらゆる物事の伝え方や使い方を工夫する能力

  

カタマリ同士の関係を整理して、空欄補充も有利になる

一部文章が空欄になっている問題も、上記の理論が大いに役立ちます。

例えば以下のような空欄があるとします。

 

・デジタル化が進み、世の中は便利になった。

・アナログの頃はあらゆる情報伝達に時間がかかり、不便であった。

・□、その不便さゆえに、我々はあらゆる物事の伝え方や使い方を工夫してきた。

・今はどうだろうか。

・デジタル化は我々に工夫する余地も与えず、ただ受け身になって利用することを強いている。

・便利である一方で、我々があの頃持ち得た、「かけがえのない大切な能力」が損なわれているのだ。

 

 問:□にあてはまる最も適当な接続詞を以下から選んで記号で答えなさい。

(ア)また

(イ)しかし

(ウ)そして

(エ)なぜなら

 

こちらの問題も、先ほどの要約メモを足してみてみましょう。

 

【A】デジタル化が進み、世の中は便利になった。

【B(↔︎A)】アナログの頃はあらゆる情報伝達に時間がかかり、不便であった。

【Bのプラス面】□、その不便さゆえに、我々はあらゆる物事の伝え方や使い方を工夫してきた。

【問題提起】今はどうだろうか。

【Aのマイナス面】デジタル化は我々に工夫する余地も与えず、ただ受け身になって利用することを強いている。

【Aマイナス↔︎Bプラス】便利である一方で、我々があの頃持ち得た、「かけがえのない大切な能力」が損なわれているのだ。

 

 □は【B(↔︎A)】と【Bのプラス面】をつなぐ役割をしています。 

前者はAと対比したBの話。具体的にはBが不便という話。後者でBのプラス面の話です。

 

「Bマイナス」から「Bプラス」へと話題が移っているので、流れが反対向きに変わっていますね。つまり、□には逆説が入ります。

答え:(イ)しかし

 

 

問題の授業解説は反則みたいなもの

以上が主な評論の整理方法です。上記のような大きな分類をしたのちに、もっと細かい読み取りのコツも存在します。

 

ところで、学校や塾の先生が授業で問題を解説してくれますよね。あれも決して無駄ではありませんが、重要なのは問題ごとの解説ではありません

「ここの部分に答えが書いてあるよね」

とかの指摘は、所詮結果論。後から丁寧に読み直して授業の準備をしているから分かるに過ぎません。

 

本当に現代文の実力を引き上げるために知るべきは、「賢い人が初見でどのように読んでいるか」です。実際に解いてみた系の動画がYouTube等でも観れるので、ぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ 

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・段落(ブロック)ごとの要約

・段落(ブロック)同士の関係

以上を問題用紙にメモしながら読み進めることがおすすめです。

 

・逆説に印をつける

など、よく聞く浅いテクニックとは少し違います。まずは文全体の構造を整理することが大切です。

 

当然、普通の読書と問題文の読解は全く違います。これを意識して読むだけで、何か現代文を読み解くきっかけになれたら幸いです。

それでは!

 

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